ETFを買いたいけどどの商品を買えばいいか迷いますよね?この記事ではETFの説明とおすすめ銘柄を紹介します。「つみたてNISAは始めたけどまだ余剰資金があるし、銀行預金ももったいないから何かに投資したい。」そんな人には米国株ETFがおすすめです。この記事を読めば自分がどの米国ETFを選べばいいかわかります。
投資信託とETFはどちらも複数の株に投資できるパッケージ商品です。
プロにお金を預けて株式や債券などいろいろな方法で運用してもらいます。まさに「信じて託する」
では投資信託とETFは何が違うのか?
これを聞くとだいたい、ETFは「上場投資信託のことだよ」と言われてしまいます。
これ説明ヘタいなーと思ってしまうんですよね笑
要するにETFは、普通の株みたいに売買できるパッケージ商品ってことです。
このETFを1株買うとか、1株売るとか。
市場で自由に売買できるETFに対し、投資信託はいつでも自由に売買できるわけでありません。売買は1日1回、「基準価額」というもので取引します。
投資信託もETFもプロに任せるので、お金をプロに払わなければいけません。それが「信託報酬」です。持ち続けている限り発生するコストですね。
だから「より低い信託報酬のものを選ぶ」ことが資産形成においてとても大切になります。
個別株とETF・投資信託
個別株との一番の違いでメリットなのは、の会社の倒産リスクの分散です。ETFは個別の会社の株ではなく、全体の指数に連動するのでETF自体がなくなることはありません。
個別の株式に集中投資をして一番怖いのは、倒産でしょう。たとえばA社が伸び続けているからと言って全財産を投資し、翌月倒産などしたら財産をほぼ失うことにもなりえます。いくら業績がいい、大企業だからと言っても絶対はありません。その点ETFはなくなることはありませんので安心できるといっていいでしょう。
どのETFを買えばいいのか?
ETFもやはり米国ETFがおすすめです。そこでどの商品を選べばいいかですが、これは自分がどんな目的で投資をするのかによって違ってきます。
なのでまずは目的をはっきりすることから始めましょう。
大きく分けて2種類あります。
1.無駄なく純粋に自分の資産を増やしていきたい人。(自分の貯金を確認してニヤニヤするタイプ)
2.資産の増え方は1より劣っても、定期的に現金収入が欲しい人。(将来的に不労働収入を増やして楽になりたいタイプ)
要するにキャピタルゲインをメインにするのかインカムゲインをメインにするのかの違いです。
ちなみにぼくは2が好きです。
資産の価値を高めたい人におすすめのETF
1を選んだ人におすすめの米国ETFは
・VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
・VOO(バンガード・S&P500ETF)
この2つから選んで間違いはないはずです。
「VTI」は、ニューヨーク証券取引所またはナスダックで扱われている約4000株を対象とするETFで、米国株の99.5%をカバーしています。つまりVTIを購入することは、アメリカ経済を丸ごと買うようなものです。
きれいな右肩上がりですね。
238ドルなので現在の為替だと1株が約27,000円ほどで買えます。
VTIは分配金も年4回あり、利回りが高配当株に比べると少ないですが配当金ももらえるんです。
例えば100万円投資していたら1年間で約1万円、つまり3ヵ月に一度2500円もらえるんです。
さらに経費率が0.03%と激安です。まさに資産を増やすのに適したETFと言えるでしょう。
最近「FIRE」(不労所得だけで生活できる状態)を達成したことで話題の、厚切りジェイソンさんは、このVTIをメインの投資先にしているそうだよ。
「VOO」はS&P500に連動するETFで、アメリカを代表する企業の500社に分散投資できます。
この2つの値動きはほぼ同じ値動きをしますのでどちらか1つをコツコツ積み立てて、資産を増やすのがベストだと思われます。経費率も同じ0.03%なので非常にいいETFと言えます。
この2つのどちらかにコツコツと積み立てていけば資産形成がぐんと早くなるでしょう。
まとめ
VTIかVOOをコツコツ買い増しすることが資産を増やすのに適したETFです。どちらもほぼ同じ値動きですが、VOOが500社、VTIが4000社なのでリスク分散はVTIが効いています。
定期的にボーナスをもらいたい人におすすめのETF
2を選んだ人には高配当株ETFである、
- HDV( iシェアーズ コア米国高配当株 ETF)
- SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
- VYM(バンガード・S&P500 ETF)
をおすすめします。
まず高配当株とは何か説明をしますね。
高配当株の定義は明確に決まっていませんが、一般的に配当利回り(一株当たりの年間配当金÷現在の株価)が高い株式を指します。 配当利回りは4%以上が高配当の基準とされやすいです。
日本の企業は決算が年2回の会社が多く配当金も年2回であることが多いです。一方アメリカは、年の決算賞与は4回であることが多く、配当金を4回もらえます。
資産を増やしながら年4回もボーナスをもらえるのも米国株の魅力だね!
会社Aは利益を株主に還元していますね。これが配当金と言われるものです。
会社Bは利益をさらに拡大していくために事業投資します。
会社Aのように利益を配当金に多く回す会社は、言ってみれば成熟企業ということです。悪く言えばこれ以上成長の余地があまりないような会社ですね。そのため株価自体の上昇はあまり見込めず、純粋に資産を増やしていきたい人は、会社Aよりも会社Bに投資をするほうが効率的です。
じゃあもらった配当金で株を買い増しすればいいんじゃないの?と思いますが、配当金には税金がかかります。税金で引かれた配当金で買い増しするよりも、会社Bのような株価自体がどんどん上昇する会社に投資したほうが効率的という訳です。
ですが2を選んだ人は不労働収入が欲しいわけだから、より配当金を出してくれる会社に投資しなければいけません。
の3つは、アメリカの安定高配当株で構成されたETFです。適切な銘柄の入れ替えにより、3%前後の安定した分配金が魅力です。
高配当株の目安としては4%以上なので低く感じてしまいますが、自分で銘柄の入れ替えをするわけでもなく、「ただ買うだけ」の手間の少なさで3%前後の配当金がもらえるのはかなり魅力的だとおもいます。
これ以上の、例えば5%、6%の利回りを狙うなら、ETFなどのパッケージ商品では無理です。自分で配当金の高い会社などに投資することになります。
それぞれの特徴を見てみると、
SPYD
SPYDは利回りが高く、ファンドの業種別構成比率は
- 不動産
- 一般消費財・サービス
- 公益
80銘柄で構成。
特徴としては、配当金が高いが景気に左右されやすいというデメリットもあります。
HDV
HDVも利回りが高くすぐれたETFです。75銘柄ほどで構成。
- エネルギー
- 通信
- ヘルスケア
またHDVはSPYDとの相性がいい事でも人気があります。利回りが高いけど景気に左右されやすいSPYDの構成銘柄と、HDVの構成銘柄は内容が被っていないのでリスクの分散になります。
VYM
こちらのVYMがぼくが一番おすすめの銘柄になります。
VYMは構成銘柄が400ほどになっていて、HDV,SPYDが約80銘柄で構成されているのと比べると分散が効いています。しかも安定企業で構成されているので景気の影響が一番少なく、株価の上昇(キャピタルゲイン)も期待できるという万能さです。配当利回りはSPYDに劣りますが、キャピタルも安定しつつ、配当金も欲しい人はVYMで間違いないと思います。
高配当ETFのまとめ
どれか1つだけ買うならVYM、複数買うならHDVとSPYDの組み合わせが最強ということになります。
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