人間観察好きに読んでほしい小説

私の大好きな三浦しをんさんの作品を２冊だけ紹介させてください。

人間観察が好きな人は絶対にハマるはずですよ。

小暮荘物語

古びたアパートに住むちょっと変わった人たちの人生を描く物語です。

三浦しおんさんの「ちょっと変わった人」の描き方はほんとに絶妙だと、どの本を読んでも感心してしまいます。

こだわりが強かったり、家庭環境だったり、そんな理由から「ちょっと変わった人」になり、それが時に「だいぶん変わった人」になったりします。

本人たちはいたって真面目に変な人なので、どこか愛おしくなるキャラクターばかりです。

現実にもいそうだなと思わせてくれるリアリティから、物語の世界にどっぷりと浸かってしまいます。

現実世界だと自分はどんな風に周りから見えているのかわからないものですが、この物語はそれぞれの濃いキャラクターたちの目線から描くことで、その答え合わせもできます。

あ、この人から見たらこんな感じに見えてたんだと。

きっと人間観察が好きな方は、通りを歩く他人の人生を想像し、思いを馳せたことがあるでしょう。

三浦しをんさんの鋭い観察力から作り出される世界に浸りながら、この小説の住人達のそれぞれの生き方をのぞいてみてください。

便利屋という名の何でも屋さんを営む多田のもとへ、かつての同級生「仰天」という男が転がり込んできた。

この２人のバランスの絶妙さがほんとに楽しいです！

仰天という名の彼こそ三浦しをんさんの「ちょっと変な人」の真骨頂のキャラクターなのではないかと思っています。

このまほろ駅前多田便利軒は「まほろシリーズ」３部作の１作目です

２冊だけ紹介と言っておいてなんですが、この「まほろシリーズ」３部作は必読してほしいです

内容はぜひ読んでほしいので書きませんが、電車の中で読んでてふきだしてしまうシーンんもありました。

小説でふきだすってなかなか無いよね、、いや仰天がさ、いや、みんなほんとにいいキャラクターしてるんだこれが、、

＃小説＃三浦しおん＃まほろ駅前

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